■遺品整理で出てきた大量の本はどう処分する?6つの処分方法
2020.03.17
親族が亡くなって遺品整理をする際、意外と困るのが本の処分です。
高齢者のなかには、自宅に大量の本を置いている人も少なくありません。
10~20冊程度なら簡単に処分できますが、故人が書斎などを持っていた場合、本の冊数が数百冊以上におよぶケースもあるでしょう。
このような場合、どうやって本を処分すればいいのでしょうか?
今回は、これから遺品整理を始めるにあたって、このような悩みを持っている方のために、本の処分方法について説明していきます。
遺品整理の際の本の処分方法6つ
遺品整理の際に出てきた本の処分方法は、主に以下6つあります。
- 一般ゴミに出す
- 買取業者に買い取ってもらう
- 古書店に買い取ってもらう
- 寄贈や寄付をする
- 遺品整理業者に回収してもらう
- 遺品整理業者に供養してもらう
では次から、それぞれの処分方法について、1つずつ説明していきましょう。
本の遺品整理方法①一般ゴミに出す
本の処分方法のうち、一番簡単なのは一般ゴミに出すことです。
本を数冊重ね、ビニールひもや麻ひもなどで縛って、ゴミ収集所に出すだけです。
本の冊数がそれほど多くないのなら、この方法で十分対処できます。
ただし、この方法を使うには、故人宅がある自治体のルールに従って、指定の日にゴミに出す必要があります。
そのため、事前に自治体のルールを調べておいて、指定のゴミの日に故人宅にいるようにしましょう。
「自治体名 ゴミ」で検索すれば、その地区のゴミ出しルールを調べられます。
ゴミ出しのために故人宅に行くのが面倒なら、故人宅に行った際に本を自宅に持ち帰って、自宅近くのゴミ収集所に出してもいいでしょう。
本の遺品整理方法②買取業者に買い取ってもらう
本は、買取業者に買い取ってもらうことも可能です。
まとめ買いもしてもらえるので、本が大量にある場合には買取業者にまとめて回収してもらうことも可能です。
ただし買い取ってもらうと言っても、高値がつくことは期待できません。
お金をかけずに処分できるのが、買い取ってもらうことのメリットです。
買取には、以下3つの方法があります。
- 店頭買取
- 宅配買取
- 出張買取
ここではそれぞれの方法や、どんなケースに向いているかについて説明していきましょう。
本の買取方法①店頭買取
店頭買取は、本を買取店に直接持っていき、その場で査定してもらえるタイプの買取方法です。
店頭買取は、以下の当てはまる場合に適しています。
- 故人宅の近くに買取店がある
- 本の処分に時間をかけたくない
- 本の量がそこまで多くない
店頭買取なら、その日のうちに本を買い取ってもらえます。
ダンボールに本を詰めて、車で近くの買取店に持っていくといいでしょう。
ただし、車でも運べないくらい大量の本がある場合は、店頭買取には向きません。
本の買取方法②宅配買取
宅配買取は、本をダンボールに詰めて、買取業者に送るタイプの買取方法です。
届いた本は買取業者が査定した後、査定金額を教えてもらえ、金額に合意すれば、そのまま買い取ってもらえます。
宅配買取は、故人宅の近くに買取店がない場合に向いています。
ただし、全ての本をダンボールに詰めて送らなければならないため、手間がかかるのが難点と言えます。
本が大量にある場合には、向かないやり方だと言えるでしょう。
本の買取方法③出張買取
出張買取は、買取店のスタッフが家まで来て、その場で査定してくれるタイプの買取方法です。
本はスタッフが回収していってくれるため、手間がかからないのがメリットです。
処分したい本が大量にある場合に向いています。
出張買取の場合、申込みの際、家に来てもらう日時を指定することになります。
指定した日時に合わせて、故人宅にいるようにしましょう。
本の遺品整理方法③古書店に買い取ってもらう
故人が残した本のなかには、もしかしたら値打ち物もあるかもしれません。
しかし一般的な買取店のスタッフが専門家でなかった場合は、それが価値のある本かどうかの判別がつかないかもしれません。
この場合、値打ちのある本でも、タダ同然の値段になってしまいます。
そのため、年代物の価値のありそうな本があった場合、古書店に買取を依頼するといいでしょう。
古書店のスタッフなら本の価値が分かるため、値打ち物があった場合、高値で買い取ってもらえます。
古書店も買取店同様、店頭買取や宅配買取、出張買取が可能です。
本の遺品整理方法④寄贈や寄付をする
故人の本を役立てたい場合は、寄贈や寄付をしてみることも検討しましょう。
本は、図書館に寄贈することも可能です。
本の寄贈を募っている図書館もあるので、問い合わせてみるといいでしょう。
ただし、本の種類や状態によっては、寄贈を断られることもあります。
また、本はNPO法人などに寄付することも可能です。
なかには本を集荷しに来てくれるところもあるので、送る手間がかかりません。
ただし、団体によっては送料がかかる場合もあるので、注意しましょう。
本の遺品整理方法⑤遺品整理業者に回収してもらう
遺品整理業者に依頼すれば、本も含めた故人宅の不用品を全て回収してもらえます。
お金はかかりますが、依頼者に片付けや処分の手間がかからないのがメリットです。
本も含め、大量の遺品がある場合は、業者への依頼を検討してみましょう。
本の遺品整理方法⑥遺品整理業者に供養してもらう
故人が本好きだったのなら、本を「お焚き上げ」して供養することも可能です。
お焚き上げとは、遺品を浄火で燃やすことです。
お焚き上げされた遺品は、天に送られると言われています。
天国で大好きな本を読めれば、故人も喜ばれることでしょう。
お焚き上げは、お寺や神社のほか、お焚き上げ業者や遺品整理業者にも依頼が可能です。
お寺や神社、お焚き上げ業者に依頼する場合は、お布施などのお金がかかります。
しかし遺品整理業者に依頼する場合、まとめて供養する「合同供養」なら、料金がかからないところも多くなっています。
遺品整理業者を選ぶ際には、遺品供養が料金に含まれているかどうかも聞いてみるといいでしょう。
まとめ
遺品整理の際に出てきた本の処分方法は、主に以下6つあります。
- 一般ゴミに出す
- 買取業者に買い取ってもらう
- 古書店に買い取ってもらう
- 寄贈や寄付をする
- 遺品整理業者に回収してもらう
- 遺品整理業者に供養してもらう
本の量や種類、本をどうしたいか(お金に変えたい、役立てたい、天に送りたいなど)によって、本の処分方法は異なります。
故人宅に残った本を処分したいという方は、ぜひこの記事を参考にして、自分に合った処分方法を選んでみてはどうでしょうか
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