部屋の中でも存在感のある家具がソファ。寝転んでリラックスしたり、家族で団欒したり、リビングの中心的な存在ですよね。
1人用~3人用や、L字型のもの、ソファベッドなど様々な種類、大きさのものがありますが、共通しているのが「大きくて重い」こと。
買う時に、捨てる時のことまでは想像しませんが、いざ捨てるとなると「どうしたらいいの?」と困る人がほとんどなのではないでしょうか?
そんなソファの処分の仕方についてみていきましょう。
ソファの寿命はどのくらい?
- 素材別ソファの寿命
- ソファの寿命のサインは?
素材別ソファの寿命
そもそも、ソファはどのくらい使えるものなのでしょうか?
使う人(家族)の人数や使い方、置いてある場所、ソファそのものの大きさ、素材などによって異なりますが、ソファの寿命は一般的に5〜10年と言われています。
意外と短いですね。タンスやテーブルと違い、ソファは毎日、座ったり寝転んだりして酷使されるので、それだけ寿命も短くなるのです。
ソファの寿命は、本革張りで10年ほど、合皮製は5〜7年ほど、布張りでは8~10年程度と言われています。
もちろん、こまめにメンテナンスをすれば寿命は長くなりますし、革などを張り替えればさらに長く使えます。
ソファの寿命のサインは?
以下のような症状が出たら、寿命が来たと考えてよいでしょう。
- 座る部分に弾力がなくなってきた
- 座ると身体全体が沈み込んでしまい、座り心地や寝心地が悪くなってきた
- 座るとギシギシという異音が気になる
- 表生地の傷みが目立つ
- 匂いがするようになってきた
ソファは消耗品です。
クッションが駄目になったら寿命と言えます。表面は張り替えたり洗濯したりできますが、クッション部分が駄目になってしまったら、処分のタイミングと考えてよいでしょう。
ソファの処分方法①~自分で捨てる
大きくて重いソファを、自分で捨てることはできるのでしょうか?
もし、普通に自治体のごみ収集に出すのであれば、そのままでは大きくて捨てられないので、分解しなくてはなりません。
ソファは実にさまざまな素材から作られています。
枠
外側からは見えませんが、ソファ本体の骨格で、木製のものや鉄製のものがあります。
枠の素材が丈夫であるほど、ソファの耐久性や強度が上がります。
スプリング
スプリングは、座ったり寝転んだりしたときの衝撃を吸収し、身体を支えてくれます。
こちらも、コイルスプリングや、枠に付けるSバネ、布製のバネであるダメトロールなど、さまざまな素材・種類があります。
また、背もたれなどの柔らかさを出すためには、ウレタン材を使います。
ソファの部位によって硬さや密度の異なるウレタン材が使われています。
ふわっとした座り心地を出すため、羽毛を用いることもあります。
さらに、強度やはり感を出すため、羽毛にポリエステル綿・芯地ウレタン・ウレタンチップなどを混ぜたものもあるようです。
外生地
本革や合皮、布などが使われますが、この素材の違いや質もソファの寿命に大きく影響します。
このように様々な素材が使われているソファを自分で捨てるには、工具を使って解体し、部品をそれぞれ燃えないごみ・燃えるごみに分けなくてはなりません。
しかし、工具があったとしても、大きなソファを自分で分解するのは大変な作業です。
広い場所も必要になりますし、たくさんのホコリが出たり、クッション部分にいるダニなどを空中にばらまいてしまう可能性もあります。
もちろん、時間も手間もかかります。よほどの理由がない限り、自力で解体するのはおすすめできません。
ほとんどの自治体では、粗大ごみは長さが30cm以下と決められているので、小さく切断する必要もあります。
自治体によっては、解体されていても粗大ごみ扱いになってしまいますので、確認が必要です。
ソファの処分方法②~依頼する
では、自力で解体する以外の方法をみていきます。
- 粗大ごみとして出す
- 不用品回収業者に依頼する
- リサイクルショップに売る
- 家具専門店に依頼する
- 引っ越し業者に依頼する
- 遺品整理業者に依頼する
粗大ごみとして出す
最もポピュラーなのは、粗大ごみとして自治体に引き取ってもらう方法でしょう。
ソファを粗大ごみで出す場合は、まず自治体に申し込みをしてから「有料ごみ処理券」を購入し、回収してもらいます。
まず、インターネットカ電話で、自治体の粗大ごみセンターに申し込みをしましょう。
申込先は、自治体のホームページに掲載されています。
申し込みの際に、ソファを回収してもらう日を決めます。
回収日が決まったら、ソファの処分費用として「有料ごみ処理券」を購入してください。
有料ごみ処理券は、コンビニや酒店などで販売されています。
こちらも、詳細は自治体のホームページで確認するとよいでしょう。
有料ごみ処理券はシールになっています。
必要事項を記入して、ソファの目立つ場所に貼り、指定の収集日・時間に指定収集場所にソファを出しておきます。
また、粗大ごみセンターに自分でソファを持ち込むこともできます。
処理センターの営業日や持ち込み時間などを確認し、申し込みをしましょう。
この方法は処分費用が安く、確実に処分できるのがメリットです。
1人掛けなら数百円程度、2人掛け以上でも最大で1800円ほどで処分することができます。
デメリットは、自分でソファを回収場所まで運ばなければならないこと。
ソファは1人掛けでも20kg以上あります。もし2階以上のマンションやアパートの場合、これを下ろすのは大変な作業となります。
また、回収日が決まっているので、自分の希望する日に回収してもらえるとは限らず、遺品整理などで急いでいる人には向かないことです。
不用品回収業者に依頼する
インターネットなどで業者を探し、依頼しましょう。
費用は業者によって異なります。
たとえば、1人掛け用ソファと3人掛けソファのセットがあるなどの場合は、“軽トラック1台でまとめて○○円”という業者に依頼するほうが安くなることもありますので、複数の業者で見積もりを取り、検討するとよいでしょう。
回収業者に依頼する大きなメリットは、引き取り日や時間を指定できることです。
タイミングがよければ依頼したその日に回収してもらえます。
また、ソファを搬出してくれ、マンションやアパートなど運び出すのが難しい場所でも引き受けてもらえるのも大きなメリットです。
デメリットとしては、自治体に出すより費用がかかることです。
リサイクルショップに売る
状態の良いソファならば、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。
とはいえ、まだ使えるものでも必ず買い取ってもらえるとは限りません。
最近は家具の専門知識を持つ家具に特化したリサイクルショップも増えています。
ソファの場合、一般的のリサイクルショップより専門ショップのほうが買い取ってもらえる可能性が高くなります。
特に、有名ブランドやデザイナーズブランドのソファなら、家具専門のリサイクルショップを利用するほうがよいでしょう。
査定の際に自分が業者まで持ち込むのか、業者が自宅まで出張してくれるかどうかを必ず確認しましょう。
売れるかわからない重いソファを自分で運ばなくてはならないなら、メリットはないと言えます。
出張査定をしてくれる業者であれば、都合を合わせて査定日を決め、査定してもらいます。
そのとき、運搬費、出張費なども必ず確認しておきましょう。
家具専門店に依頼する
大型ホームセンターや家具専門店などでは、新たに家具を購入した人に対して古い家具の引き取りを行っている場合があります。
メリットは、無料~2000円程度で引き取ってもらえることです。また、部屋からの搬出もしてもらえます。
デメリットは、引き取りのみはやってもらえないことです。
ほとんどの場合が、新しく家具を購入する際のサービスとして古い家具の引き取りを行っています。
もし家具を購入するタイミングであれば、利用するとよいでしょう。
引っ越し業者に依頼する
引っ越しを機会に古くなった家具を買い替える人は多いようです。
そこで、最近では、ソファなどの大きな家具の処分や回収を請け負う引っ越し業者が出てきています。
メリットは、引っ越しのついでに運んでもらえ、廃棄する手間が省けることです。
デメリットは、あくまで引っ越しのオプションサービスだということです。
そのため、ソファの処分は有料となることがほとんどです。
また、ソファ処分を行っている引越し業者は限られていること、エリアによってはサービスを行っていないこともデメリットでしょう。
遺品整理業者に依頼する
身内が亡くなったあと、遺品整理を業者に依頼するのであれば、ソファを引き取ってもらえるかどうか聞いてみましょう。
遺品整理業者はただ単に遺品を整理するだけでなく、査定や買い取りもしてくれるところがあります。
買い取ってもらえれば、遺品整理の費用もその分浮くことになりますし、当然、部屋から搬出もしてもらえます。
最近では、遺品をただ処分するのは忍びないという依頼人の気持ちをくみ、提携のお寺などで供養を行ってくれる業者もあります。
遺品整理を依頼する際に希望を伝え、可能かどうか確認してみましょう。
さまざまなサービスがありますが、どれも一長一短と言えます。
現状に即したサービスを選び、賢くソファを処分しましょう。
栃木県(宇都宮)の遺品整理ワンズハート
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