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家族葬ってどんなお葬式?メリットやデメリット・注意点を解説
2020-10-01

親や家族が亡くなったとき、一般的な葬式ではなく、家族葬を選択する遺族の方が増えています。

家族葬には、遺族にとって色々なメリットがありますが、その反面デメリットや注意点もあります。

 

後悔しないためにも、葬式を家族葬にするかどうかは、こうした両方の面を知ったうえで決めるようにしましょう。

今回は、家族葬がどんなもので、どんなメリット・デメリット、注意点があるのかについて説明していきます。

 

家族葬とは少人数で行われる葬式

 

家族葬とは、少人数だけを呼んで行う葬式のことです。

 

一般的な葬式では、故人とゆかりのあった人たちが、自由に参列できます。

一方で、家族葬の場合、家族や親族、故人と特に親しかった友人だけが呼ばれて、執り行なわれます。

 

家族葬の規模は、一般的に10~30人程度です。

地域によっては、家族数人だけで執り行なわれることもあります。

 

お通夜と告別式の両方が行われる点は、一般的な葬式と変わりありません。

 

家族葬をすることのメリット

 

家族葬には、遺族にとって、主に以下3つのメリットがあります。

 

  • 弔問客の対応に気を使わなくて済む
  • 費用が安く済む
  • 葬式の内容を自由に決められる

 

ここでは、それぞれのメリットについて説明していきます。

 

家族葬のメリット①弔問客の対応に気を使わなくて済む

 

親や家族が亡くなれば、残された家族は非常に辛いもの。

 

一般的な葬式では、遺族は精神的に辛い状態で、多くの弔問客の対応をしなければなりません。

特に、故人が親であれば、弔問客には自分よりずっと年上の人たちが多くなるので、気を使って、心身ともに余計に疲弊してしまう可能性があります。

 

しかし、少人数だけを呼んで行う家族葬であれば、弔問客の数が限られているぶん、多くの人たちに気を使わずに済みます。

そのぶん、故人と向き合って、お別れに専念できるのがメリットです。

 

家族葬のメリット②費用が安く済む

 

家族葬には、以下の費用が安く済むというメリットもあります。

 

  • 施設の利用費
  • 祭壇費
  • 返礼品にかかる費用
  • 飲食費

 

小規模な家族葬では、一般的な葬式に比べて、小さいホールを使うことになります。

ホールが小さければ、そのぶん施設の利用費を安く抑えられます。

 

家族や親族だけを呼ぶのであれば、弔問客に気を使って豪華な祭壇を選ぶ必要もないため、祭壇費も節約可能です。

 

弔問客が少なければ、「返礼品(葬式に来てもらったお返しに、弔問客に渡す品物)」にかかる費用も、最低限に抑えられます。

葬式の後に会食の場を設ける場合は、弔問客たちの飲食費がかかりますが、家族葬なら人数が少ないぶん、飲食費も安くなります。

 

このように、家族葬では様々な費用が抑えられるぶん、全体の費用もグッと安くできるのです。

 

家族葬のメリット③葬式の内容を自由に決められる

 

葬式の内容をある程度自由に決められるのも、家族葬のメリットの1つです。

通常の葬式であれば、僧侶が読経をあげ、喪主や遺族、親族や弔問客がお焼香をあげていく形で式が進行します。

 

しかし、家族葬なら、必ずしもこのスタイルで式を進行する必要はありません。

僧侶を呼ばず、読経もあげない「自由葬」にしたり、読経のかわりに故人の好きな音楽をかけて、故人を天国へ送る「音楽葬」にしたりする人もいます。

 

一般的な葬式でも、こうしたやり方ができないわけではありませんが、高齢な弔問客が多い場合、良く思わない人もなかにはいらっしゃいます。

しかし、限られた人数で行う家族葬なら、世間体や周囲の目を気にする必要もありません。

 

家族葬をすることのデメリットと注意点

 

家族葬には、以下3つのデメリットや注意点もあります。

 

  • 故人の関係者とトラブルになる可能性がある
  • 葬式に来られなかった人たちが故人宅に押し寄せるケースもある
  • もらえる香典が少なくなる

 

ここでは、それぞれのデメリット・注意点について説明していきましょう。

 

家族葬の注意点①故人の関係者とトラブルになる可能性がある

 

家族葬をする場合、葬式に呼ばない故人の関係者に対しても、きちんと訃報を送るようにしましょう。

葬式に呼ばないからといって、訃報を伝えずに葬式を済ませてしまうと、それを後から知った故人の関係者に文句を言われ、トラブルになってしまう可能性があります。

 

そのため、故人の関係者には、きちんと訃報を伝えたうえで、葬式は家族葬で行うこともあわせて伝えておきましょう。

多くの場合、「故人の遺志により」と付け加えておけば、角が立ちません。

 

家族葬の注意点②葬式に来られなかった人たちが自宅に押し寄せるケースもある

 

家族葬を行うと、葬式に参列したかったけれど、できなかったという人もたくさん出てきます。

この場合、参列できなかった故人の関係者たちが、線香をあげたいと自宅に訪ねてくることがあるのです。

 

一人ひとりが別々に訪ねてくるため、遺族はそのたびに、対応に追われることになってしまいます。

家族葬をするかどうかは、こうしたリスクも考えたうえで決めるようにしましょう。

 

家族葬の注意点③もらえる香典が少なくなる

 

一般的な葬式の場合、弔問客から香典がもらえます。

しかし、家族葬では、弔問客から香典をもらわないのが一般的です。

もらったとしても、人数が少ないため、金額も安くなってしまいます。

 

香典が少ないぶん、遺族は葬式にかかる費用の大部分を、自分たちで負担しなければなりません。

 

家族葬を行うまでの流れ

 

家族葬と言っても、基本的な流れは、ふつうの葬式と変わりありません。

ご臨終から家族葬をするまでの主な流れは、以下のとおりです。

 

  1. ご臨終
  2. 葬儀社に連絡
  3. 遺体の搬送と安置
  4. 葬式の準備
  5. お通夜
  6. 告別式

 

親や家族が亡くなったら、葬儀社に連絡して、車で遺体を搬送してもらい、自宅などに安置します。

家族の余命が少ない場合は、事前に葬儀社や遺体の安置場所などを決めておくと、スムーズです。

 

その後、葬儀社と打ち合わせをして、葬式の日時や式場、内容などを決めていきます。

日時や式場が決まったら、訃報と合わせて、家族葬に呼ぶ人に伝えましょう。

 

あとは、当日までに葬式の準備を進めて、お通夜と告別式を行い、最後のお分かれとなります。

 

まとめ

 

家族葬は、家族や親族、故人と特に親しかった友人など、少人数だけで行う葬式です。

家族葬には、遺族にとって、以下のメリットと、デメリットや注意点があります。

 

メリット Ÿ   弔問客の対応に気を使わなくて済む

Ÿ   費用が安く済む

Ÿ   葬式の内容を自由に決められる

デメリット Ÿ   故人の関係者とトラブルになる可能性がある

Ÿ   葬式に来られなかった人たちが故人宅に押し寄せるケースもある

Ÿ   もらえる香典が少なくなる

 

家族葬を選ぶかどうかは、上記のメリットとデメリットを天秤にかけたうえで決めるようにしましょう。

 

とはいえ、一番大切なのは、故人の遺志です。

余命の少ない親などがいる場合は、葬式は一般葬と家族葬のどちらがいいか、それとなく聞いてみるのもいいかもしれません。

 

 

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