お知らせ

服の遺品整理
2021-11-03

 

■まずはじめにすることは『仕分け』です

まずは服を1着1着仕分けしていきましょう。その際には「残すもの」「処分するもの」「保留にするもの」という3つに分けるとスムーズです。

・残すもの
状態が良くてまだ着られるもの、譲り受ける約束をしていたもの、思い出深いものは残すものとして仕分けます。

・処分するもの
自分たちでは着ない服、状態が悪い服(着古したもの、虫食いがあるものなど)や下着などは処分するものに分けましょう。

・保留にするもの
「これから使うかもしれない」「ちょっと傷んでいるけどまだ使えそう」など、迷った場合は保留にしましょう。一旦残すことにしますが、「残すもの」といっしょにするとなかなか片付かないので、別々に保管します。

■遺品整理における4つの衣類処分方法

遺品整理で特に困るのが「処分するもの」です。ゴミとして捨てる、業者に引き取ってもらうなど、さまざまな手段が考えられます。衣服の処分方法で代表的なものを4つ見ていきましょう。

▼遺品整理業者に依頼

遺品整理は自分たちでもできますが、業者に依頼することも可能です。作業員が来て依頼者の指示に従って遺品を仕分けしてくれます。家具や家電などの重量物も運び出してくれるので、特に高齢者の方や女性の方にとっては特に力強い存在です。

遺品整理を依頼した場合、衣服も含めて不用品の処分もしてくれます。ゴミを捨てるときのように自分で分別する必要はありませんので手間がかかりません。

衣服が大量にあって困っている方、自分で遺品整理をしている時間がない方、自分たちでは運びきれない大量の物や重量物があるときは遺品整理業者に依頼されたほうが良いかもしれません。

▼オークション・リサイクルショップに売りにいく

まだ着られる衣類を捨ててしまうのはもったいないです。リサイクルショップやフリーマーケット、ネットオークション、フリマアプリなどで売れば臨時収入を得ることができます。特にブランド品やビンテージ品、素材が良いものなどは高値で売れる可能性があります。衣服を売れば、それを必要としている人に使ってもらうことができるし、地球環境の保護にもつながります。

ただし、リサイクルショップで売るためには店舗に持ち込んで査定を受けなければいけません。ネットオークションやフリマアプリを使うにしても、写真や紹介文を掲載する必要があります。

臨時収入が得られる有効な処分方法ですが、手間がかかるのが難点です。

▼一般ゴミとして捨てる

衣服は一般ゴミとして捨てることもできますが、自治体のルールに従って分別しなければいけません。衣類といっても素材(綿、皮革、化学繊維など)によって処分方法が異なる可能性があります。指定された日に出さなければいけないので、いつでも捨てられるというわけではありません。また、一回あたりの回収量が決まっている場合は、何回かに分けて出す必要があります。

少量なら一番手っ取り早い方法ですが、量が多いと一般ごみとして処分するのもなかなか大変です。

▼寄付する

まだ使える衣服は寄付するという手段もあります。着古した衣類、日本では流行遅れになった服でも、着るものが少ない発展途上国では喜ばれます。

寄付を受け付けている慈善団体などに連絡して引き取ってくれるかどうか確認しましょう。そのうえで、衣服を団体に持参するか宅配便で送るかして寄付します。

寄付なのでリサイクルショップやネットオークションに売るように収入は得られませんが、社会の役に立つことができます。「故人の服を捨てるのは忍びない」と思われている方にもぴったりです。

ただし、引き取ってくれるのはあくまで着られる衣類に限られます。また、団体に持参したり宅配便で送ったりする手間がかかります。

■処分の際、これだけは気を付けてください


故人の衣服を処分する前に、後々のトラブルを避けるためにも以下の2つのことに注意してください。

▼遺言書の有無を確認する

衣服を処分する前に、もう一度遺言書を確認してみましょう。「この服は●●に譲る」「この服は形見にしてほしい」といったように、衣服に関する遺言があるかもしれません。勝手に捨ててしまったら親族間トラブルに発展するリスクも考えられます。

早く整理するのも大切ですが、それ以上に故人の遺言や想いを尊重するようにしましょう。

▼形見分けは慎重に

衣服を処分する際には親族や親しい友人に処分していいかどうか確認してください。遺言書に書かれていなくても、故人と生前譲り受ける約束をしている人、故人が着ていた服を形見分けして欲しいと思っている人がいるかもしれません。

衣服は一度処分してしまうと取り返しがつきません。同じ服は売っているかもしれませんが、故人が身につけていたものを手に入れることは不可能です。

遺言を確認し、形見分けを行なった後で衣服を処分しましょう。

電話で相談
無料お見積もり
LINEで相談する
電話で相談
無料お見積もり
LINEで相談する