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遺品整理で使う段ボールはどう調達する? どうやって捨てる?
2020-09-25

遺品整理をするとき、ものを仕分けるために必要なのが段ボール箱です。
普段から身近な段ボールですが、遺品整理ともなると大量に必要となり、家にある空き箱だけではもちろん足りません。

そんな時、段ボールはどうやって調達すればよいのでしょうか。また、使用した段ボールが大量に出た場合、どう処分すればよいのでしょうか?
今回は遺品整理にまつわる段ボールについて見ていきましょう。

どんな段ボールが、どのくらい必要?

  • 段ボールの基本サイズ
  • 遺品整理に使う段ボールの数は?

段ボールの基本サイズ

多くの引越し業者が用意してくれる段ボールは、S・M・Lの3種類があります。

S W32cm×D43cm×H20cm(三辺の合計が100cm)
M W35cm×D50cm×H30cm(三辺の合計が120cm)
L W40cm×D55cm×H27cm(三辺の合計が140cm)

段ボールは、何種類か大きさが違うものを用意しましょう。
大きい段ボールに重いものを入れてしまうと、1人では持てなくなってしまうことがあります。
また、運んでいる途中に底が抜けて中身が出てしまうという悲劇も……。

こういったトラブルを避けるため、本や食器など重いものは小さい箱へ、衣類などの軽くてかさばるものは大きい箱へと使い分けましょう。
作業途中でトラブルなく、スムーズに作業を行うためには、「無理なく持ち上げられる重さ」になるよう詰めるのがコツです。

遺品整理に使う段ボールの数は?

いざ、段ボールが必要となっても、一体どのくらい用意すればいいのか、見当もつきませんよね。
1人暮らしの場合、引っ越しには何個くらい使う段ボールが必要なのでしょうか?

ある引っ越し社のアンケートによると、

9個以下 24.6%
10個 29.1%
15個 24.7%
20個 14.1%

という結果が出ています。

また、間取り別で見ると、

ワンルーム 10~15個
1K~1LDK 10~15個
2K~2LDK 20~30個
3K~3LDK 50個
4K以上 50個

となっています。

しかし、このデータは「引っ越し」の場合です。
遺品整理の場合は、モノの持ち主自身が片付けるわけではないため、予想外の荷物が出てくることは十分予想されます。
遺品整理のためのダンボールを自分で用意するなら、少し多めにしておいたほうがよいでしょう。

また、段ボールの他にごみ袋も必須です。
ごみ袋は45リットルと90リットル両方の大きさがあるとベター。
大きなサイズは、プラスチック製品やペットボトルなどの仕分けに使うと便利ですよ。

段ボールの調達方法は?

では、段ボールの入手方法を見ていきましょう。

  • 有料で購入する方法
  • 無料でもらう方法

有料で購入する方法

遺品整理は、なるべく早く済ませたいものです。特に、故人の部屋が賃貸だった場合、すぐにでも明け渡したいですよね。
多少のコストはかかっても、手っ取り早く必要なサイズ・数の段ボールを揃えたいときは、購入するのがよいでしょう。
商品がきれいであることも大きなメリットです。

通販で購入する

近年、段ボールを専門に扱う通販ショップをよく見かけます。
「通販」「段ボール」で検索すると、様々なショップが出てきますので、価格や商品を見比べて購入するとよいでしょう。

こういったショップでは、10枚単位、50枚単位などで販売されていることが多く、1枚当たりでは100円前後が相場です。
細かくサイズが分かれていたり、オーダーメイドの段ボールや梱包資材を買うこともできます。

ネットで申し込めば翌日~数日以内には届きます。
実店舗に行く時間がないときに利用するとよいでしょう。

ホームセンター、専門店などで購入する

ホームセンターや、梱包資材専門店で手に入ります。
きれいで必要なサイズのダンボールをすぐに揃えられるので便利です。

無料でもらう方法

商店で販売している商品は段ボールに入ってお店に到着しますが、中から商品を取り出せばお役御免となります。
そういった段ボールを商店にお願いすれば、もらえる場合があります。

よく、コンビニや量販店の前に「ご自由にお持ちください」と書かれたダンボールが置いてありますね。
そういった段ボールは、お店の人に声をかければ無料でもらえます。また、ドラッグストアなどでももらえるようです。

食料品店やコンビニなどでは、飲料やタバコの段ボール、ドラッグストアではペットフードの段ボールが丈夫で使い勝手も良いようです。

ただし、スーパーの場合は、虫やカビがついていることがあるので気をつけましょう。
また、倉庫に長く置いてあったものは、ゴキブリが卵を産み付けている可能性があります。

処分するものに使うならまだいいかもしれませんが、貴重品や、とっておくものには使わないようにしましょう。
特に、しばらく置いておくような場合は、衛生面も考えてダンボールを選びましょう。

無料でもらう方法は、コストがかからないのはいいのですが、自分で運ばなくてはならないこと、必要な大きさ・数が揃うとは限らないことがデメリットです。
必要な段ボールのサイズや数を考え、有料・無料を合わせ技で利用するといいですね。

段ボールの処分方法

遺品整理に役立ってくれた段ボール。役目を終えたら、処分しなくてはなりません。
また、引っ越しや遺品整理などの場合は、大量の不要段ボールが出ます。
こういった段ボールは、どのように処分すればよいのでしょうか?

  • 段ボールは何ごみ?
  • 大量に出た場合はどうする?

段ボールは何ごみ?

段ボールは紙ですが、燃えるごみとしては捨てることができません。

段ボールは再利用価値が高く、ほとんどの自治体で「資源ごみ」として処分します。
集められた段ボールは、溶かしてもう一度「紙」としてリサイクルされ、再生紙の製品に生まれ変わったり、段ボールとして再生されたりして利用されます。

引っ越しや商品の梱包によく使われるアイテムだからこそ、リサイクルをしなければ無駄なゴミがどんどん増えてしまいます。
積極的にリサイクルへ回していけば、ゴミの量を減らしエコに貢献することができるのです。

ただし、汚れがひどいものや濡れているダンボールはリサイクルすることができません。
燃えるごみとして処分しましょう。

大量に出た場合はどうする?

自治体に処理してもらう

段ボールが大量に出た場合、近所迷惑になる恐れもあります。
自治体の資源ごみに出すなら、ほかの人の迷惑にならないよう何回かに分けましょう。

また、一気に処分したい場合は、自治体や、地区で定期的に開催している古紙回収に出しましょう。

段ボールなど古紙の出し方は、自治体ごとに決まっています。
事前にホームページなどで確認しておきましょう。

大切なのは、段ボールの大きさを揃えることです。
色々な大きさの段ボールをバラバラにまとめてしまうと、回収に手間がかかります。平らな状態にして、なるべく大きさを揃えて紙ひもでまとめておきましょう。

また、段ボールについている粘着テープや留め金、伝票、シールなどを丁寧にはがします。
シールなどが貼られたままではまリサイクルできません。
自治体によって出し方やルールが異なるため、事前にホームページなどで確認しておきましょう。

自治体で処分するメリットは、お金がかからないことです。
ただし、決まった曜日や日にちでしか回収してもらえません。時間に余裕があるなら、利用するとよいでしょう。

自治体の回収ボックスに出す

自治体によっては、資源のリサイクルを促進するため、地域の身近な場所へ「紙リサイクルボックス」を設置しているところがあります。
小学校や役所、区の出張所など公共施設などに設置されており、不要になった段ボールをボックスの中に入れるだけでOKです。
もし、居住自治体に回収ボックスがあればぜひ利用しましょう。

不用品回収業者・古紙回収業者に依頼する

インターネットなどで検索すると、古紙の回収を行なっている業者がわかります。
業者に依頼するメリットは、自宅まで回収にきてくれることです。

段ボールを自分でまとめる必要もなく、運び出しまですべて回収業者がやってくれるため、手間と時間が省けることが大きなメリットです。
もちろん、タイミングがあえば、すぐにでも来てもらえるので、急いでいる人にも便利です。

必ず複数の業者に相見積もりを取り、料金がどのくらいになるのか確認しておきましょう。

また、段ボールの処分に限り、無料でやっている不用品回収業者もあります。
繰り返しになりますが、段ボールはリサイクルできる資源として価値が高いので無料で回収してくれる業者もいるのです。

枚数や作業環境によって料金がかかってしまう場合もありますが、全てまとめて1階の駐車場などに置いておくなど、最低限の手間で引き取ってもらえるところがあります。
また、出張費のみで回収をしている業者もあります。事前に確認してみるとよいでしょう。

遺品整理業者に依頼する

遺品整理を業者に依頼した場合、仕分けした不用品は処分してもらえるので、後から大量に段ボールを処分することはほとんどないと言えます。
また、処分だけでなく、最初から段ボールや梱包資材などを用意する必要もありません。

遺品整理をしながら、同時に不用品を処分、さらには使えるものは買い取りまで行います。
どこまでやってもらえるのか、料金はいくらになるのか、見積もりを取りましょう。

このように、段ボールの調達・処分には色々な方法があります。さまざまな方法があります。
その時の状況やタイミングに応じて、使い分けたり、合わせて使ったりするとよいですね。

 

 

 

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