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電球・電池・ライター・・・意外と知らないごみの分別と処分方法
2020-09-25

遺品整理で出てきて困るものには色々ありますね。
でも、故人の生活のあとを片付けるわけですから、私たちも日常生活の中で使っているものばかりです。

処分の方法を知っておけば、遺品整理のときだけでなく、普段の生活の中で役立ちます。
そんなものの処分方法を知っておきましょう。

電球

  • 燃えないごみとして処分する
  • リサイクル処理する
  • 回収ボックスに入れる
  • 電気店やホームセンターに持ち込む

燃えないごみとして処分する

電球は、燃えないごみとして収集する自治体が多いようです。

白熱電球や豆電球、LED電球などは水銀を含んでいないので、交換した際のケースや袋に入れたり、新聞紙などで包んで燃えないごみに出しましょう。
表面には「危険」「電球」などと書いておきます。

リサイクル処理する

蛍光灯や電球形蛍光管は、水銀を含むガスが入っているので、リサイクル処理を行うために、別途回収している自治体もあります。
交換した際のケースに入れるか袋に入れて出します。この場合も「危険」または「電球」などと表に明記しましょう。

回収ボックスに入れる

たとえば大阪市のように、区役所や公共施設、スーパーなどに回収ボックスを設置している自治体があります。
また、街の美化事務所などにも回収ボックスがありますので、居住地区に回収ボックスが設置されているか調べてみましょう。

電気店やホームセンターに持ち込む

家電量販店や電気店、ホームセンターなどで回収を行っているところがあります。
近くにお店があれば、問い合わせてみましょう。
京都市のように、蛍光灯を買い替える際、回収協力店の電気店で引き取ってもらえるところもあります。

ライター

ライターを捨てる際は、必ず中に入っているガスを出し切りましょう。
ごみ収集車の中でガスが漏れてしまうと、ごみに引火することがあります。
また、集積所で爆発したり火事になったりする危険性もあるので、ガス抜きを忘れてはいけません。

  • 100円ライター
  • 注入式ガスライター
  • ガスボンベ
  • オイルライター
  • オイル缶

100円ライター

たとえ故障していたり、長く放置してあったりしたものでも、捨てる前に中の液体ガスを抜きましょう。
完全に中のガスを抜くときは、火の気のない室外で行います。庭やベランダや庭など風の流れがある場所を選び、風上に立ちます。

ライターのレバー部分を押し続けると、ガスが出ていきます。
「シュー」「スー」とガスが出ている小さな音が聞こえることもあります。
ガスの量を調節するレバーをプラスのほうにしておくと、早くガスが出せますよ。

ガスの量が多い場合は、抜ききるまでに意外と時間がかかります。
輪ゴムを使ってレバーを下げたままにしておいたり、ガムテープなどで固定したりしておくと楽です。

中のガスが全て出たら、確認のためにレバーを押してみましょう。
火が全くつかなければOKです。自治体のルールに従って捨てることができます。

注入式ガスライター

注入式ガスライターのガスを抜く時も、100円ライターのガスを抜く時と同じように、風通しの良い室外の風上で行います。

まず、ライターのガス注入口を細い棒などで押します。
メガネ用の小さなドライバーがあるとやりやすいですよ。

ガス注入口を押してガスを出します。
「シュー」という音が聞こえなくなったら、試しに火をつけてみましょう。
火がつかなければガスは抜けています。

ガスボンベ

ガスボンベも、室外でガス抜きをしてから捨てます。
穴を開けると摩擦で火花が出ることがあり、危険なので穴は開けないようにしましょう。

ボンベのキャップを外してノズルを下にし、地面に押し付けてガスを出します。
ノズルを地面に押し付けてもシューという音が出なくなればOKです。

プラスチックのキャップは、外してプラスチックごみとして出します。

オイルライター

Zippoなどオイル式ライターのオイルは、引火点が低く、揮発性が高いという特徴があります。

空気に触れさせておくと、どんどん蒸発していくので、古い布やキッチンペーパーなどにオイルを吸わせて、そのまま置いておきます。
完全に蒸発したら、燃えるゴミとして出すことができます。

周囲の状態を確認して、安全な場所で作業するようにしましょう。

オイル缶

オイルが残っているオイル缶は、喫煙具販売店で引き取ってもらえます。
料金は、有料のところも無料のところもあるようです。

Zippoオイルは「第4類第1石油類」に分類され、危険物のひとつです。
無理に自分で捨てようとせず、販売店に依頼して安全に処分しましょう。

電池

捨て方がよくわからず、ゴロゴロと溜まってしまうのが電池ですね。
電池はいろいろな種類のものがありますが、ものによって捨て方が違うので、覚えておきましょう。

  • アルカリ電池、マンガン電池など
  • ボタン電池
  • 小型充電式電池

アルカリ電池、マンガン電池など

  • アルカリ乾電池
  • マンガン乾電池
  • 1.5Vリチウム乾電池
  • 円筒型リチウム電池
  • ピン型リチウム電池
  • コイン型リチウム電池

は、居住している自治体のルールに従って出します。

ショートして発熱したり破裂したりするのを防ぐため、電極にセロハンテープを貼って出しましょう。
回収ボックスを置いている自治体も多いので、居住している自治体に問い合わせてみてもよいでしょう。

ボタン電池

  • アルカリボタン電池
  • 酸化銀電池
  • 空気亜鉛電池

などボタン形電池は、水銀を含むため、自治体の回収には出すことができません。
家電量販店、や時計店、カメラ店などの回収協力店の回収ボックスに入れましょう。

電極にテープを貼って、回収協力店に設置されている「ボタン電池回収缶(ボタン電池専用)」に入れましょう。

小型充電式電池

  • ニッケル水素電池
  • ニカド電池
  • リチウムイオン電池

など小型の充電式電池は、リサイクルを行っています。
電極にテープを貼ってから回収専用袋などに入れて、電気店などのリサイクル協力店に設置されている「充電式電池リサイクルBOX」に入れます。

園芸用品

近年、庭やベランダでガーデニングをしたり、家庭菜園などを楽しむ人が多いですね。
園芸にはいろいろな道具が必要になります。
そういったものが残された場合、どうやって捨てればよいでしょうか?

  • 植木鉢・プランター
  • ホース
  • スコップ
  • 草や枝、雑草など

植木鉢・プランター

植木鉢やプランターは、素材や大きさによって処分の仕方が違います。
おおむね、

  • 金属・陶器・ガラス製=不燃ごみ
  • 木・プラスチック製=可燃ごみ

に分けられ、いずれも30cmを超えるものは粗大ごみとなります。
自治体によって処分方法が異なるため、事前に確認しましょう。

ホース

ホースは、横須賀市のように素材にかかわらず不燃ごみとしている自治体や、新座市のようにゴム製は可燃ごみ、ビニール製は不燃ごみなど、素材によって分かれる自治体があります。

また、ホースはかなり長いものですよね。
自治体によっては決められた長さにカットしてからでないと出せないところもあります。
その地域のルールを必ず確認しましょう。

スコップ

土を掘るスコップは、意外と捨て方が複雑です。
松戸市では、金属製のものは資源ごみ、プラスチック製で30cm以上50cm未満のものは陶磁器・ガラスなどのごみ、プラスチック製で50cm以上のものは粗大ごみと決められています。

また、平塚市のように金属製のものは金属ごみ(資源再生物)、プラスチック製は不燃ごみと、大きさは問わない(あくまで家庭用のものとして)ところもあります。
処分したいときは、自治体のルールを確認しましょう。

一度、植物を育てた土は、栄養がなくなり、細菌繁殖の原因になることもあります。
そのため、植物を植え替えるときは古い土を捨てて、新しい土に植えなくてはなりません。
不要になった土は、どこへ捨てればよいのでしょうか?

実は、土や砂、石などは、多くの自治体で回収していません。
なかには品川区のように、区内の小学校や施設などで園芸用の土を回収しているところもあります。
また、武蔵野市では2ヶ月に1回、市役所で回収を行っています。
まず居住している自治体に問い合わせてみましょう。

公的機関以外では、土を販売している園芸店やホームセンターなどで、不要になった土を回収しているところもあります。
近隣にお店があれば、問い合わせてみるとよいでしょう。

また、有料にはなりますが、不要な土を専門に回収している業者もあります。
自分で運ぶ必要がないため、量が多い場合には便利です。

草や枝、雑草など

抜いた雑草や落ち葉などがたくさん残されていた場合、どうすればよいでしょうか?

小金井市のように「枝木・雑草類・落ち葉の回収日」が決められていて回収してもらえる自治体や、札幌市のように、気候から、排出量の多い5月~12月中旬までの期間に収集し、冬季間は期間を限定して収集する、という自治体もあります。

剪定された庭木の枝に関しては、50cm以下のものをしばって出し、50cm以上のものは粗大ごみとして出すところが多いようです。
枝や草などについては、一度に出せる量が決まっている場合もありますので、まず自治体に問い合わせましょう。

量が多い場合は、有料になりますが、不用品回収業者や遺品整理業者にも相談してみてもよいでしょう。
自分で運ぶ労力が省けるので便利ですよ。

ごみの捨て方は、自治体によってかなりルールが異なります。
自治体のホームページやごみ捨てサポートアプリなどで調べましょう。
インターネットに慣れていない人は、パンフレットで確認したり、自治体に電話で確認するのがおすすめです。

 

 

 

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